血液検査で糖尿病に関わる数値、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは?

HbA1c

皆さんは、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という言葉を聞いたことがありますでしょうか?ご自身、もしくはご家族が糖尿病と診断された、という方はもしかしたらご存知かもしれません。

でも現在、身体に問題がない人にとっては、あまり聞きなれない言葉なのではないでしょうか?ですが、このHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)、糖尿病診断において非常に重要な役割を果たしているんです。

■HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは?

HbA1c とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが、血液中のブドウ糖とどれだけ結合しているか示す血液検査の数値のことを言います。現在、糖尿病治療において、とても重要な検査とされています。少しイメージしにくいと思いますので説明していきますね。

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■まずは知っておきたい、Hb(ヘモグロビン)の役割とは?

まず、Hb(ヘモグロビン)とは、血液の中の赤血球の大部分に含まれる血色素のことで、ヘムという色素と、グロビンというタンパク質からできています。

赤血球のHb(ヘモグロビン)は、酸素を体内の組織に運ぶ役割があります。

また、二酸化炭素を受け取り肺まで運び、再び酸素と結びついて全身に運搬するという大切な役割を担っています。

このように、Hb(ヘモグロビン)は酸素と二酸化炭素の運搬を繰り返しているので、全身をぐるぐる循環しています。この赤血球の平均寿命は120日(約4ヶ月)といわれています。

ヘモグロビン

■Hb(ヘモグロビン)はブドウ糖と結合する

ヘモグロビン)はブドウ糖と結合

このヘモグロビンは、血液中のブドウ糖(グルコース)とも結合する性質があります。このブドウ糖とヘモグロビンが結合したものを、グリコヘモグロビン(糖化ヘモグロビン)と呼びます。

このグリコヘモグロビンの量、つまり、血液中の赤血球のHb(ヘモグロビン)とブドウ糖がどれだけ結合しているか示す血液検査数値のことを、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)と言います。HbA1c は、血糖値が高ければ高いほど結合する量が増え数値も上がります。

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■じゃあ血糖値とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は何が違うの?

血糖値とは、血液検査を行ったときに、血液中にどれくらいブドウ糖がどれくらい含まれているかを示す数値です。この、血液検査を行ったとき、がポイントです。

血糖値は、例えば、食後に測ったとしたら高い数値になりますし、空腹時に測ったら低い値になるのが一般的です。このように、血糖値は、同じ人でも血液検査を行ったタイミングで数値が変動してしまうのが特徴です。

一方、HbA1cは前述したように、血液中の赤血球のHb(ヘモグロビン)とブドウ糖がどれだけ結合しているか示す数値ですから、1〜2ヶ月間の血糖状態を把握できるとされています。ですので、ここ1〜2ヶ月間の食習慣や血糖状態が、HbA1cの数値でおおよそわかってしまうということです。

例えば、2ヶ月間、食事制限しなかったとして、お医者さんに行く直前、糖質制限して、空腹にして血液検査したとしても、空腹時血糖値は低いかもしれませんが、HbA1cの数値で1〜2ヶ月間の血糖状態がわかってしまうのでバレてしまいます。

逆に、2ヶ月間、食事制限をちゃんとしていて、お医者さんに行く直前、食事で満腹にして血液検査したとしても、血糖値は高いかもしれませんが、HbA1cの数値は低い状態が保たれ
るので、良い血糖状態が保てたという証拠になります。

■HbA1cも、やっぱり普段から血糖値に気をつけておくことが大切

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)について、少しイメージが湧きましたでしょうか?

このように、糖尿病に対しては、一時的なものではなく、普段からしっかり血糖値に気を付けることが大切であると言えます。そうすることでHbA1c の数値は変わってくるということをご理解いただけたらと思います。

HbA1cと血糖値の違いを理解して、糖尿病と向き合っていきましょう。

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