糖尿病を分かりやすく解説

糖尿病

糖尿病と日々向き合っていらっしゃる皆様、ご苦労様です。また、そのご家族様も日々のサポートお疲れ様です。

私は、実父と主人が糖尿病を患っており、日々勉強しています。また職業柄、糖尿病患者様と接する機会も多いです。私の周りの糖尿病患者様達と接している間に、気が付いた事がありました。

それは、そもそも「糖尿病」って何? という事が頭からすっぽり抜けている人が多いという事です。

糖尿病になったから、運動しないといけない。糖尿病になったから、甘いものやカロリーの高いものは控えないといけない。糖尿病になったから、薬を忘れずに服用しないといけない。

と、糖尿病との付き合い方だけが頭から離れず、生活も規制されてしまいしんどい思いをされている方は私の周りだけでも少なくないように思います。

この度、「糖尿病」という病気について知識を少し深め、糖尿病患者様は自分の体を見直す機会に、糖尿病でない方は糖尿病の方への理解を深める機会にしていただいてはいかがでしょうか?

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<糖尿病って何?>

その名の通り、尿の中に糖分が混ざる病気です。

尿の中に糖分

その理由は、通常であれば腎臓の中で再吸収される糖分ですが糖尿病によって高血糖(血液の中に糖分が多すぎる状態)になったため、腎臓で吸収できる容量を超えてしまい尿の中に糖が溢れ出てしまうためです。

糖尿になる原因

原因としては、まず糖尿病が挙げられますが他には腎臓の機能障害、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、内服薬の副作用、妊娠なども挙げられます。

健康診断などの尿検査で尿糖があると指摘を受けられたからといって、その瞬間に糖尿病という診断がつく訳ではありませんが、指摘を受けた場合は必ず受診しましょう。

インスリンが血糖値を調整

インスリンが血糖値

また、膵臓(すいぞう)という臓器から通常であればインスリンが分泌され血糖値の上昇(高血糖状態)を予防します。

インスリンとは、飲食によって体内に入った糖分を血管から取り込み細胞や臓器のエネルギー源として分配する役割をしています。そのインスリンがなんらかの原因で分泌されない又は働きが悪くなると、血管から糖分を取り込む事ができなくなるので血管の中の糖分がどんどん増加していき高血糖状態になります。

同時に細胞や臓器等の必要な場所への糖分の補給ができなくなってしまい働きが悪くなります。糖尿病となり高血糖の状態が持続すると生命に危険が及ぶ事もあり大変危険な状態になる事があります。

尿糖の他にどんな検査をする?

糖尿病は、尿糖の他に血糖値とHbA₁c(ヘモグロビンエーワンシー)という検査の結果を重視します。

血糖値検査

血糖値とは、血液の中の糖分の濃度です。正常な人でも0㎎/㎗となることはありませんが、糖尿病の診断としてチェックする場合は空腹のときや食後2時間の血糖値を採血で測定し正常範囲から逸脱していないか確認します。

HbA₁c(ヘモグロビンエーワンシー)

また、その血糖値が検査の時のみ異常または正常であったのか判断するためにHbA₁cの確認をします。HbA₁cとは、過去1~2ヶ月間の血糖値の平均を反映した数値です。4.6~6.2%を基準値として、それ以上であれば高血糖状態が持続していたという事になります。
・尿糖
・血糖値
・HbA₁c

上記の結果を総合的に判断して糖尿病かどうかの診断がつきます。また、検査の結果や症状の経緯によって検査を複数回行い確定診断する場合もあります。

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<糖尿病ってどんな症状?>

糖尿病症状

糖尿病には、Ⅰ型とⅡ型があります。Ⅰ型の場合は子どもや若い人に多く最初は風邪に似た症状から始まります。次第に喉の渇き、排尿回数の増加、異常な疲労感などが出現します。

また、急激に発症し病状の悪化も急激である事が特徴です。

膵臓のインスリン産生細胞が壊れていく病気なので体外からインスリン注射でインスリンを補給する必要があります。

Ⅱ型の場合は、中高年の太った人に多く緩やかに発病し緩やかに進行する事が多いです。インスリンの働きが悪くなったり、インスリンの分泌のタイミングが悪くなったりします。

家族因子(遺伝体質)として糖尿病になりやすかった人が運動不足、肥満、ストレスなどをきっかけに発症します。

病気の進行が緩やかであるため、定期的な健康診断で指摘を受けて経過観察を経て精密検査、確定診断と進む事が多いようです。

【糖尿病3分間ラーニング】糖尿病はどんな病気?

まとめ

このように、糖尿病の発症のシステムと診断の経緯について記載しました。

この記事を読んでいただいて日々糖尿病と向き合っておられる方に「なるほど!」と思っていただき、ご自身の体ともう一度向き合っていただくポイントが一つでもあればいいなと思います。

また、糖尿病患者様が近くにいらっしゃる方の知識になればいいなと思います。また、定期的な健康診断を受診し定期的にご自身の体と向き合う機会となりますように。

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