糖尿病とメタボリックシンドロームの関係性

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積から高血圧糖尿病、高脂血症が重なった状態となり、いわゆる生活習慣病が悪化する可能性がある状態のことをいいます。

日本人の糖尿病の90%以上といわれている「2型糖尿病」の方は、一般的に肥満の人が多いと言われています。

一般的に肥満の人は脂質や糖質が多い、高カロリーの食事などを継続することで症状が発生します。

脂質や糖質、高カロリーな食事を継続することで内臓脂肪がたまってしまいます。

これがメタボリックシンドロームの状況です。

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メタボリックシンドロームの診断基準

また、メタボリックシンドロームは一定の基準があり、その基準を境に診断が下されます。

まず必須条件は腹囲(肥満)。

男性85cm以上、女性90cm以上の方が一つの対象となります。

メタボ 診断

そして、

・血圧130/85mmhg、
・血糖値110mg/dl以上、
・中性脂肪150mg/dl以上、
・HDLコレステロール40mg/dl未満

という診断基準をいずれか2つ以上当てはまった場合、メタボリックシンドロームと診断されます。

最近は「メタボ健診」と言われる特定健康診査(特定健診)が40歳以上の方に保健指導が実施されておりますので、政府としてもこの分野の改善を進めています。

■内臓脂肪と糖尿病との関係

内臓脂肪

メタボリックシンドロームは別名「内臓脂肪症候群」とも呼ばれています。

つまり、内臓脂肪が大きなポイントです。

内臓脂肪とは、皮膚の下に蓄積する皮下脂肪と異なり、内臓のまわりの腸間膜(ちょうかんまく)に蓄積する脂肪です。

皮下脂肪と比較すると一時的に蓄積する脂肪ですので、努力すれば減らしやすい脂肪ではあります。

しかし、内臓脂肪が蓄積すると、脂肪組織から分泌される「遊離脂肪酸」という物質が増え、
血糖を下げるホルモン、インスリンの動きを鈍らせてしまいます。

つまり、内臓脂肪が多くなればなるほど、インスリンが低下し、血糖値が増えてしまうのです。

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■インスリン低下によるさらなる悪循環

インスリン低下

インスリンが低下することにより、実はさらなる悪循環リスクが発生します。

このインスリンが弱体化することで、インスリンを生成・分泌する「膵臓」(すいぞう)はなんとか量でカバーしようと試みます。

ところが、この状態が長く続いてしまうと、このすい臓がやがて疲弊し、インスリン自体の量も減ってきてしまい、血糖値がさらに上昇する状態をつくってしまいます。

つまり、インスリンが低下し、膵臓が疲弊、さらなる血糖値上昇要因が増加してしまうという悪循環を生み出してしまいます。

■体重増加ばかりが糖尿病ではない?

メタボリックシンドロームは肥満を一つの基準として腹囲を基準として掲げています。

しかし、糖尿病においては、やせ型の糖尿病もあります。

やせ型の糖尿病

先天的、または遺伝子による糖尿病発症、またはその他感染症などの特別な場合、肥満ではない糖尿病の方もいらっしゃいます。

また、重要なポイントとしては、糖尿病が重症化する際、体重が減少することもあるのです。

血糖の数値が高いまま長期継続してしまうと、インスリンが出にくくなります。

インスリンはブドウ糖をエネルギーに変える機能があるのですが、これ自体が少なくなることで、体がそのまま体内にある余分な脂肪などをダイレクトにエネルギーとして利用するように切り替えます。

つまり、体が生命維持機能を図るその動きが体重減少として表面化します。

この状況はかなり危険な状態ですので、医師とともに早急な対策が必要となります。

■まとめ

メタボリックシンドロームと診断された場合、様々な生活習慣病のリスクが高まります。

特に内臓脂肪蓄積が糖尿病を生み出す要因でもあり、さらに悪化することで高血圧、高脂血症が重なり、
いわゆる死と直結する脳卒中、心筋梗塞などの可能性が高まってきます。

内臓脂肪を蓄積させないことが「2型糖尿病」にとって非常に重要なんですね!

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