甘い誘惑!果糖ぶどう糖液糖(コーンシロップ)

甘いもの

糖尿病と診断されてから一生懸命食事をコントロールしようと努力しているのですが、食欲が抑えられないのです」私は看護師として働く中で、何度もこのような相談を受けてきました。

最初は、どうして自分の体のことなのに我慢ができないのだろうかと、首を傾げたものでしたが、患者さんたちの必死な様子から、その努力が嘘とは思えませんでした。

何か力になれないかと調べていく中で、私たちの日々の食事にしっかりと溶け込んでいる隠れた悪者に気がつきました。

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1.コーンシロップによる甘い誘惑

コーンシロップ

皆さんは、高果糖コーンシロップを知っていますか?食品成分表示には「果糖ぶどう糖液糖」と記載されていることが多い為、あまり馴染みのない言葉かもしれません。

その他、「果糖」「ブドウ糖果糖液糖」「高果糖液糖」などと表示されることもあり、一見、新鮮なフルーツから絞って生成されたナチュラルな砂糖と誤解していまいそうです。

しかし、その正体は、簡単に言うとトウモロコシからの抽出液です。しかも、遺伝子組み換えのトウモロコシを使用しています。

2.コーンシロップに血糖値を操られる?

この不自然な方法で作られた人工甘味料コーンシロップは、不自然な代謝経路を通って私たちの体の奥へ侵入します。ご飯などの炭水化物を摂取した場合、通常は、より小腸で吸収しやすい形へ、すなわち「ブドウ糖」へ分解されていきます。

しかし、コーンシロップは、すでにブドウ糖に分解された状態で摂取されるため、通常の代謝経路をスキップしてダイレクトに血中へ流れ込みます。これは、糖尿病患者さんにはもちろん、健康な方々にとっても大問題です。

コーンシロップが急激に血中に流れ込むということは、急激な血糖上昇が起こることを意味するからです。

どんなにカロリー制限によって食事をコントロールしようとしても、その食事にコーンシロップが多く含まれていると、カロリー量に反して大幅な血糖上昇が起こり、努力を水の泡にしてしまいます。

3.コーンシロップに脳みそも操られる?

ハッキング

コーンシロップには依存性があるため、一時的な血糖上昇という弊害にとどまらず、私たちの脳みそをじわじわとハッキングし、「もっと食べたい!」という欲求を増加させ、日々の食事に満足できなくなり、長期的な悪影響を受けます。

つまり、真面目に食事改善に取り組もうと努力していた患者さんの意思に反して、コーンシロップが脳を操り、摂取カロリーは十分に足りているのにもかかわらず、まるで飢餓状態であるかのごとく、誤った指令を出し続けていたのです。

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4.コーンシロップに居座られる?

さらに悪いことに、コーンシロップは簡単に私たちの体外へ排出されてはくれないのです。消費されずに余ったコーンシロップの糖は、肝臓に直行します。そして、そのほとんどが脂肪として肝臓に居座る、つまり貯蔵されてしまうのです。

脂肪肝

肝臓にじわじわと蓄積された脂肪を取り除くのは大変なため、これが脂肪肝へと繋がっていきます。脂肪肝は放っておくと肝臓癌の危険性も高めてしまう、侮れない病気です。

コーンシロップは糖尿病だけではなく、同時に肝機能の低下、そこから全身状態の増悪へと私たちの体を知らぬ間に蝕んでいきます。

5.コーンシロップはどこに潜んでいるの?

アメリカ人

驚くことに、アメリカ人の通常食のほぼ100%に多かれ少なかれコーンシロップが含有されているという報告があります。これが肥満大国と呼ばれる所以の一つでしょうか。

日本人の通常食にも、アメリカと比較すれば割合は少ないと考えられますが、食事の西洋化が進んでいる昨今、徐々に危険な食品は増えていくでしょう。

特に注意しなければならないものとして、発酵乳酸菌飲料(飲むヨーグルトドリンクなど)・ジュースやソーダ類・缶詰・練製品・スナック菓子などが挙げられます。ドレッシングやポン酢にも含有されていることがあるので、驚きました。

毎食ごとに神経質になっていては精神的に疲れてしまうので、まずはいつも口にしているものが何でできているのか関心を持つこと、そして、食品成分表示をチェックして気になるものは調べてみることが大切だと思います。小さな積み重ねが、少しずつ知識として蓄えられ、ストレスフリーな食品選択につながるはずです。

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