この動悸は糖尿病が原因?

動悸

私は2型糖尿病高血圧メタボリックシンドロームの合併症です。

最近、動悸が激しく、食後やちょっとした運動の後に激しい動悸が約1時間ほど続いてしまいます。

症状が出た時のお薬を処方されているのですが、すぐには改善しません。

症状が出ることで、単なる動悸では済まされないことにもつがなります。
今回は動悸と糖尿病についてお伝えします。

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■動悸とは?

動悸とは、胸がどきどきしたり、鼓動が早くなったり、脈拍が早まるなどの不規則となったりする症状です。

不整脈の一つで、少しの動悸ならばあまり問題にならないこともあるのですが、これが頻繁に長時間となると、
日常生活にも影響がありますし、特に心臓に影響が出てくると、死に直結する恐ろしい状態になる可能性もあります。

動悸の原因

動悸の原因

一般的なものは興奮や緊張でどきどきしたり、カフェインやたばこなどで起きることもあります。
糖尿病の方が薬の副作用で発生することもありますし、糖尿病以外の疾患が原因の場合もあります。

動悸の原因は大きく3つに分かれます。

①心臓が原因の動悸
②心臓以外の原因の動悸
③心因性の動悸

以下、動悸の主な原因です。

①心臓が原因の動悸

心臓

・心室細動:心室筋が無秩序に興奮し、心臓のポンプ機能が破綻した状態で突然死につながる危険な状態。
・心室頻拍:悪化すると上記心室細動に移行し死につながる危険な状態。
・心房細動:心房が無秩序に興奮する状態。心房内に血栓が生じやすくなり、これが脳などの血管に飛んで塞栓症となる危険性があります。もともと心疾患がない方でも、高血圧、糖尿病などの方はこの塞栓症の可能性が高くなります。
・心筋炎:心臓の筋肉がウイルスや細菌などに感染して起こる炎症。
・心臓弁膜症:僧帽弁(そうぼうべん)、大動脈弁などが故障し血液の循環が悪化する病気。
・不整脈:脈が遅い、脈が速い、脈が抜ける(期外収縮)など、心臓の拍動、すなわち脈の数やリズムが乱れた状態。・症状が強い場合、心筋梗塞などの危険な病気も引き起こします。
など。

②心臓以外の原因の動悸

・貧血:赤血球数が減少。
・甲状腺機能亢進症(バセドウ病など):甲状腺ホルモンが増加。
低血糖症:糖尿病患者などが発生する動悸。(後述します)
など

③心因性の動悸

・心臓神経症:心臓病に対する不安がメンタル不安となる症状。
・パニック障害:ストレスなど特別な原因もなく発生する強い不安に襲われる状態。
など

一番危険な動悸は「①心臓が原因の動悸」です。死に直結する場合もあり、心臓に既に疾患がある場合は要注意となります。

糖尿病を起因とする動悸は「②心臓以外の原因の動悸」に当たり、そして、メンタル面に支障が出てくることで「③心因性の動悸」が発生する場合があります。

糖尿病である私の場合「②心臓以外の原因の動悸」の低血糖症による動悸が該当します。

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■低血糖による動悸

低血糖

血糖値が急速に低下したときに起こる症状(交感神経刺激症状)

糖尿病の方で動悸が発生する場合、「低血糖」による動悸の可能性が高くなります。

主にインスリンなどによる薬での副作用が多く、高血糖の状態を下げるために、その下がり幅が大きくなった場合、動悸が起きてしまうのです。

動悸以外にも症状としては、震えや発汗、頭痛やめまい、あくびや眠気、吐き気などが起きる場合もあり、
症状が強くなるとけいれん、ろれつが回らない、意識障害、昏睡状態など危険な状態になる場合もあります。

特に1型糖尿病の方などはインスリン注射を投与する場合がありますが、
この注射後に一気に血糖値が下がりすぎて、このような症状が出る場合もあります。

ではどのような時にこの低血糖による動悸が起こるのでしょうか。

■低血糖による動悸の発生タイミング

以下、低血糖による動悸が発生するタイミングです。

・食事の量が少ないとき
・食事の回数が少ないとき
・食事時間が空いてしまったとき
・空腹時
・運動をした時
・いつも以上に頭を使った時(考える時間が多かったとき)
・血糖値を下げる薬の量が多いとき
・お酒をいつもより多く飲んだ時(アルコール分解にブドウ糖が消費されるため)
など

低血糖を避けるには、やはり食事のリズムを整えることが重要となりますが、
同時に運動の量との比較が血糖値コントロールには重要となります。

また仕事の量や考える時間の量などもブドウ糖を消費するので、低血糖の状態になりやすくなってしまいます。

それではどの程度の血糖値の数値が好ましいのでしょうか。

血糖数値

血糖数値

一般的に正常な血糖値は年齢、性別などで様々ですが、70mg/dL~120mg/dLの幅であると言われています。
食事前と食事後では普通の健康な人でも幅がありますが、この数値内が好ましい範囲となります。

この数値が70mg/dL未満となると冷や汗、めまい、動悸などの症状が出やすくなります。
そして35mg/dL以下となるとろれつが回らない、けいれん、意識障害、昏睡状態などが現れてきます。

また、正常な数値内でも食事前と食事後の数値が短時間で変動幅が大きい場合、同じく低血糖による症状が出る場合があります。
つまり、高カロリー、高エネルギーな食事を短時間で食べてしまうことも一つのリスクとなるのです。

ゆっくり良く噛んで、時間をかけて食事をすることが重要となります。

■動悸が重篤な症状を引き起こす

低血糖が原因の動悸については、そもそも大きな要因である糖尿病を克服することで緩和されます。
もちろん、血糖値コントロールを行うことでも症状は緩和されます。

しかし、動悸自体が悪影響を引き起こすこともあります。

例えばですが、糖尿病には軽めの運動が生活習慣改善にとって重要ではありますが、この軽い運動でも動悸が発生することがあります。

ポイントは脈拍です。

脈拍

1分間の脈拍数が通常は60~100回が正常の範囲ですが、50回以下では「徐脈」、逆に100回以上では「頻脈」と呼ばれています。

動悸が発生する場合、この「徐脈」「頻脈」などの不整脈となるケースが多く、心臓に大きな負担をかけてしまいます。

「徐脈」「頻脈」は「致死性不整脈(心室細動・心停止)」に変わる可能性があり、いわゆる死に至る可能性も出てくるのです。

低血糖による動悸だから大丈夫とたかをくくってはなりません。

動悸による「徐脈」「頻脈」が出た際は心臓への重篤な症状につながる可能性があるのです。

動悸を抑えるツボ

■まとめ

私の場合、ほぼ毎日食後と運動の後には動悸が発生します。

2型糖尿病で高血圧とメタボリックシンドロームを合併している肥満型の方は平時でも心臓に負担をかけています。

動悸が発生し、不整脈が心臓に悪影響を与えることで重篤な症状に発展する可能性が秘められています。

やはり、生活習慣を見直し、そもそもの糖尿病を克服することが基本中の基本であると改めて考えさせられます。

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