血糖値を上げる副作用がある薬3種

糖尿病 薬

薬剤師として活動している私は、職業柄、糖尿病の患者様をよくお見かけします。また、糖尿病を患っている方の中で、他の疾患の治療中で薬を服用している方も多く存在します。

あまり知らない方も多くいるかもしれませんが、よく服用される薬の中で血糖値を上げる作用(副作用)をもつ薬があるので、注意が必要です。

糖尿病を治療している以外の病院へおかかりになった時に、糖尿病を患っていることを言いそびれた場合、ドクターは血糖値を上げる恐れがある薬を処方してしまうケースも多く見受けられます。自分の身を守るためにも薬識をつけましょう。

ここで、具体的な血糖値を上げる恐れがある薬をいくつか紹介します。

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① 内服ステロイド(プレドニン、プレドニゾロン)

内服ステロイド

この薬は、副腎ホルモン剤で、体内の炎症を抑えたり、免疫過剰による疾患やアトピーなど皮膚科領域、重度のアレルギー疾患、喘息など多岐にわたり、使用される薬です。

ヒトは、肝臓で糖新生といってタンパク質を糖分に変換する機能を持っています。この薬の主な成分であるグルココルチコイドが、肝臓の糖新生を促進する作用があるため、結果的に体内の糖分が多くなってしまいます。

② 向精神病薬(オランザピン、クエチアピン)

オランザピン

この薬は、統合失調症やうつ症状に使用される薬で、服用されている患者様も多いです。

もし、精神疾患も同時に患っていた場合、注意が必要です。

この薬は、膵臓のβ細胞からのインスリン分泌を減らしてしまうので、血糖値が上昇してしまいます。

③ 降圧剤(ニフェジピン)

ニフェジピン

この薬は、Ca拮抗剤といって、血圧を下げる薬です。

高血圧も、糖尿病と同じく生活習慣病の一つで、患者数も年々増えており、糖尿病と合併している方も多いです。

高血圧の方でこの薬を服用している方は多く見受けられます。

②の薬の説明の中でも記載しました膵臓のβ細胞から分泌されるインスリンですが、分泌にはCa(カルシウム)を必要としています。

この薬は、名前の通りCaが細胞の外から中へ行こうとするのを防いでしまうので、これによりインスリンの分泌が抑制されてしまうのです。結果、血糖値が上昇してしまいます。

他にも血糖値を上昇される恐れがある薬がありますが、多くの方に処方される一般的な薬の中にもこういった糖尿病の方によからぬ薬があるということを知っておいてください。

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