糖尿病における機能性表示食品の捉え方

機能性表示食品

機能性表示食品とは、事業者(販売企業)の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品で、2015年4月より始まったものです。

対象者は、病気になっていない人、未成年・妊産婦・授乳婦以外の人なので、糖尿病と診断されている人は対象外になります。しかし、「最近血糖値が気になっている・・・」「糖尿病家系だからなんとしてでも予防したい」という方には朗報かもしれません。

表示されている機能としては、血糖値が気になる方向けに「食後血糖値の上昇を抑える」や「糖の吸収を穏やかにする」のほか、内臓脂肪や血圧、関節、骨に関する機能など、多岐にわたります。

また、実際の商品を見てみると、サプリメントなどに比べて、お茶、清涼飲料水などの飲み物やヨーグルト、なんと、ビールやチョコレートまであり、幅広いのも特徴です。

私もいくつか試してみましたが、どれも通常の商品と変わらず美味しく、また、金額もそれほど違いがありません。

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機能性表示食品で使われる「難消化性デキストリン」

難消化性デキストリン

その中でも、血糖値に良い影響を与える成分として、多くの機能性表示食品で使われているのが「難消化性デキストリン」です。

血糖値に良い難消化性デキストリン

難消化性デキストリンは、水溶性食物繊維の一つで、摂取により血糖値が上がりにくくなる研究結果が多く発表されています。

ちなみに、この難消化性デキストリンは、食物繊維であるため、消化に良いとは言えません。

特に錠剤やカプセルタイプなど、一度にたくさんの量を摂ってしまいやすいものに関しては、お腹がゆるくなりやすいので注意が必要です。

トクホでおなじみ、難消化性デキストリンって?

機能性表示食品の効果は絶対ではない

機能性表示食品は、消費者にとって分かりやすく表示されているため、手に取りやすく、健康への意識が高まるきっかけとなるため良い傾向だと思いますが、一方で、「表示の意味」を勘違いしやすい人も増えてきそうです。

前述のように、機能性表示食品は、科学的根拠に基づいて販売しているため、その成分が様々な働きに効果が出る可能性はあるのですが、それは「絶対」ではありません。

当然、その人その人で、成分に対する反応が異なりますし、製品側の観点からすると、科学的根拠の範囲が、それぞれの企業・製品によって異なるからです。また、他の製品との差をつけるために、かなり魅力的なキャッチコピーも多くみられます。

病院で栄養指導を受けに来られる方というのは、食事に気を遣い、健康になりたいという意識の高い方ばかりです。

食生活や食事内容について伺うと、「これが良いとCMでやっているので買ってみました」「血糖値が下がると書いてあるから」と様々な商品を試していらっしゃいます。

残念なことに、健康のために、と購入して使っていることで満足してしまい、本来の「食事」「食生活」に気を遣うことを忘れる方も多くいらっしゃいます。

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大事なのは基本的な食生活

どの機能性表示食品のパッケージにも、「食生活は、主食・主菜・副菜を基本に、食事のバランスを」と書いてあります。機能性表示食品に限らず、いわゆる一般的な健康食品全般に通じることですが、食生活を変えずに、そのような食品を摂るだけだと、いつまでも改善しないことがほとんどです。

おそらく、機能性表示食品の成分が補える範囲以上の食事を食べてしまっているため、せっかくの成分が結果につながらないのだと思います。

また、最近は、様々な論文で、「食品や栄養素同士の組み合わせ」に関する内容が多く見られます。一つの極上な栄養素を摂っていても、一緒に悪いものを食べていても全く意味がありません。

糖尿病は生活習慣病の中でも特に、バランスの良い食事が重要になってきます。いつものお茶を、いつものヨーグルトを、機能性表示食品に代えつつ、食事もちょっと気を付けつつ・・・いつまでも健康で元気な体を保ちましょう。

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