インスリンの効きが悪くなる!?インスリン抵抗性って何?

インスリン

糖尿病は、血管の中を流れる糖分とインスリンのバランスが崩れることによって発症します。

今回は、インスリンの「効き」が低下するインスリン抵抗性についてお伝えします。

血糖は、血管の中を流れている糖分です。

そしてインスリンと結びつくことによって、細胞の中に取り込まれて代謝されます。

インスリンと結合できなかった血糖は血管の中をそのままさまようことになり、高血糖となります。

インスリンはご存じの通り、膵臓で分泌されます。

その分泌量と、食事や飲み物で摂取した糖分のバランスが釣り合っていることが大事なのですが、実は数(量)の問題だけではありません。

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インスリン抵抗性、2つの原因

インスリン抵抗性

細胞には、受容体というインスリンの受け皿があります。

もし同じ数だけのインスリンが分泌されていたとして、そのインスリンが効率よく取り込むことのできる人と効率の悪い人がいた場合、どうなると思いますか?

同じだけの量の糖分を、代謝しきれなくなります。

細胞の受容体がインスリンの存在に気づき(感知)、インスリンをすんなり取り込んでくれると、効率よく糖分を代謝することができます。

しかし、受容体の感度が低下してインスリンを効率よく取り込めなくなることがあります。

これを、「インスリン抵抗性」といいます。

かつてはインスリンの分泌量に問題があるとされていた糖尿病ですが、近年はこのインスリン抵抗性も大きな要因となっていることがわかりました。

細胞のインスリンに対する感受性を上げて効率よく取り込むことも、糖尿病をコントロールするためには非常に重要なのです。

【インスリン抵抗性が亢進すると、膵臓が疲れきってしまう】

膵臓が疲れ

では、インスリン抵抗性が亢進して効率が悪くなってしまったら、どうなるのでしょうか。

身体はその状態をなんとかしようと、膵臓にムチを打ってたくさんインスリンを分泌させます。

効率が悪い分、数でなんとか糖を代謝しようとするのですね。

これは疲れた馬にムチを打って、フルパワーで走らせようとするようなものです。

どんな名馬だって、ずっと走り続けることはできません。

それが膵臓で起こると、疲れた膵臓は次第にインスリンを分泌することができなくなってしまいます。

そして、感受性が悪い(効率が悪い)上にインスリンそのものが減ってしまったら、どうなるでしょうか。

糖を代謝しきれず、血管の中で余らせてしまうことになります。

こうして、それまで頑張ってきた膵臓が限界を超えるとインスリン分泌量は低下し、更なる高血糖を招いてしまうのです。

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【インスリン抵抗性を改善するには、どうしたらいいの?】

では、どのようにしたらインスリンの感受性を保ち、膵臓を疲弊させずに長く働いてもらうことができるのでしょうか。

インスリン感受性を高めるために必要なことは、運動です。

糖尿病の予防やコントロールのためには、有酸素運動がよいということはご存じだと思います。

有酸素運動の代表であるウォーキングは、運動の苦手な方にもおすすめの運動です。

しかし、ウォーキング30分で消費できるカロリーは、ご飯1杯にもなりません。

糖尿病に運動がよいのは、直接カロリーを消費するためだけではないんですね。

運動をすると、インスリンの感受性が高まるのです。

たかが30分のウォーキングでは、どうせ痩せられないでしょ?

それなら、無理して歩くよりも食事制限した方がいいんじゃない?

いいえ、違います。

ウォーキングにも、十分効果があります。

食事療法だけでは、インスリンの感受性を上げることは難しいのです。

たかが30分の運動も、積もり積もれば立派な生活習慣です。

生活習慣病である糖尿病をコントロールするには、やはり地道な食事療法と運動療法という生活習慣の改善しかないってことですね。

運動療法でインスリンの効果を高めよう

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まささび

まささび

スイーツ大好きの、現役ママナースです。 おいしいものを食べるため、ランニングとロードバイクで体重管理を頑張ってます(*^-^*)

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