看護師が教える糖尿病の目標設定

目標

我が家では、夫がⅠ型糖尿病です。

毎日辛い制限を耐えていても、毎日良い結果が出たと思えない日もありますよね(毎日朝夕の血糖測定をしています)。

本人なら、一層のこと日々の努力を辞めて『自由の身』になりたいと思う事もあるでしょうね。でも、家族である私も同じです。

夫をサポートする側として、「今日くらいは好きな物を目いっぱい食べてもいいご褒美の日にしてあげたいな」と思うくらい疲れている日もあれば、何の前触れもなく急な飲み会で血糖値が安定しなくなってしまって残念な気持ちになったりします。

また、1か月に1回の受診の日は、私も夫とともに頑張ってきた1か月の結果が出る日だと思っています。

詳しく記載すると、

糖尿病には、HbA₁Cという大切な数値があります。ここ1~2ヶ月の血糖値の平均値が反映された数値です。正常範囲としては、4.6~6.2%とされています。それ以上高いと、高血糖状態が長く持続していた可能性が高いとされます。

1か月に1回の受診では、HbA₁Cを測定する事によって、この1~2ヶ月の頑張りが適切であったのか評価される事となるのです。

忘年会・新年会や送別会・歓迎会シーズンの翌月はいくら自宅で頑張ってもHbA₁Cは6.5%くらいまで上がってしまっています。飲み会で「飲むな!食べるな!」とは言えませんしね。逆に、飲み会が少なかった時期は安定していて6.1%くらいを穏やかに推移します。

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目標設定

そこで、我が家では目標を決めて生活をするようにしています。「目標」というと、「何?」という感じになるのですが、何をするにも目標が大切ですよね。日々しんどい事を実践するなら、なおさら大切だと思います。

我が家の目標は「長期目標(最終目標)」、「中間目標」、「短期目標」としています。

1.長期目標

「長期目標(最終目標)」とは、糖尿病とともに生活をする中で、一番大切で少し大げさかもしれませんが、生涯のゴールとしています。

夫は、まだ幸い合併症を発症していませんので、我が家の「長期目標」は、「合併症を起こさない」と、しています。

2.中間目標

次に、「中間目標」を立てます。「中間目標」とは、「長期目標」を達成するために毎日の積み重ねが大切なのですが、それを時々評価するために掲げています。

我が家の「中間目標」は、「HbA₁Cが6.0%程度で安定し、標準体重で推移する」

と、しています。

HbA₁Cに関しては、前述させていただきました。標準体重とは、BMIの数値から割り出して計算しています。

BMIの22を正常値とした場合、身長(m)×身長(m)×22(BMI)=標準体重で割り出す事ができます。

3.短期目標

最後に「短期目標」を設定します。私自身が毎日評価したいタイプなので、「短期目標」は、毎日分かりやすく達成できたか評価できるものとしています。

なので、

「毎日10000歩」

「空腹時血糖値100~110㎎/㎗」

低血糖症状、高血糖症状を起こさない」

「インスリン投与、内服薬を忘れない」

と、しています。

毎日の目標には、糖尿病生活で大切な3本柱を取り入れました。

運動療法・食事療法・薬物療法です。

運動療法としては、毎日万歩計で測定し10000歩を目指しています。

本来なら、糖尿病の運動療法として30分以上継続できる有酸素運動が望ましいとされており、毎日の歩数も成人男性:9200歩、成人女性:8300歩、70歳以上男性:6700歩、70歳以上女性:5900歩が望ましいとされているようです(ミモサラボより)。

夫は職業柄、よく歩くようで毎日の歩数は楽々クリアできる事が多いですが、30分まとまった運動時間を確保する事は難しいようです。

週末などで活動量が少なかった日は、息子(4歳)と散歩に出かけたり、外遊びに付き合ったりして運動をするように心がけています。

食事療法としては、バランスの取れた献立を考えるようにし朝夕の血糖値の確認をしています。

その結果、やや血糖値が高かった場合は、次の食事(夕食前血糖値が高かった場合は夕食時に)で豆腐やキノコを増やして満腹且つ血糖値を抑えられるように工夫しています。

また、飲み会の前は一旦帰宅して車を置いて飲み会に行く事が多いので、その時にサラダを食べてもらってから飲み会に行くようにしています。

バランスの取れた食生活と生活リズムを整える事で、低血糖症状や高血糖症状を防ぐ事も目標です。

Ⅰ型糖尿病ですのでインスリンン投与が必要です。インスリン投与と、内服薬を忘れないようにお互いに「薬OK!」と声を掛け合って生活しています。時々息子が「お父さん薬OK?」と聞いている事もあります。

<まとめ>

このような感じで、我が家は目標を立てて評価しながら家族みんなで闘病しています。

糖尿病とは、一生のお付き合い。ですから、糖尿病も家族の一員。本人が一番大変なのだと思いますが、支える家族の苦労も多いものです。

日々目標と向き合い、達成できた小さな喜びをパワーに変えて一緒に闘病できたらいいなと思います。

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milkfrance

糖尿病の夫をサポートする母ナースです。 おいしい食事制限日々勉強中!

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