夫の『糖尿病』を息子に説明しました

息子

我が家は、糖尿病の夫、4歳の息子、私の3人家族です。

夫は、Ⅰ型糖尿病を患って10年ほどになります。現在、内服薬とインスリン注射(朝・夕)に助けてもらいながら生活をしています。

息子は『お父さんは、ご飯の前には注射が必要である』という事は認識できているようですが、『病気である』事や、もちろん『糖尿病』という事は全く認識できていません。

その息子に、今回夫の糖尿病について説明してみました。

理由は、息子本人が少しずついろんな事に興味を持ち始めた、興味があればいろんな事を吸収できる年齢になってきた、きちんと向き合って説明すれば少しずつ理解ができるようになってきたためです。

そして、最大の理由は『男二人旅』の機会を時々持ち始めたためです。私がいない間に二人で少し遠出してみたり、時には宿泊したりします。

夫は、男二人旅に自信がついてきたようで、数か月に1回のチャンス(私が研修などで子守りをお願いした日)を逃すまいと必死に計画を立てています。そうなると、私が心配するのは『低血糖』です。

幸い夫は頻繁に低血糖になっている訳ではありませんが、時々低血糖になります。私が一緒にいられる時は対応できるのですが、今後『男二人旅』の行動範囲が広がると心配も増すのです。ですので、この機会に息子に糖尿病と低血糖時の対応について少し説明してみました。

糖尿病と戦いながら育児をしておられるパパさんやママさんも少なくないと思います。

お子様への説明の方法を悩んでおられる事もあるかと思います。お子様へどのように伝えるか考えていただく機会になればと思います。

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集中して聞ける環境

・テレビを消す。身の回りのおもちゃを片付ける。

・午前中(具体的には説明開始時刻10時15分頃でした)の頭がしっかり働いている時間帯に実施。

・おやつ、トイレ等の生理的欲求を全て満たしておく。

・母対息子、1対1としました。(一人だけの目を見て話しが聞けるように)

母も準備をしておきました。

・話がだらだらと長くなってしまわないように今回は何を伝えるかを決める。

・頭の中で要点を整理しておく。

そして、説明開始です。

子どもには、視覚に訴える方が分かりやすいようで、イラストを準備しようかとも考えたのですが、今回は口頭での説明のみで反応を見て、必要であれば継続的に説明をする時にイラストを作成しようと決めました。

以下☆が私が説明した内容です。実際の会話ですので、関西弁で失礼します。(⇒が息子の返答です。息子の名前をTと記載します)

☆お父さんが、いつもご飯の前に注射するやん?なんでか知ってる?

⇒知らん。

☆いつも注射の時、『痛い?』とか心配してくれるやん?ありがとう。

お父さん嬉しいと思う。

なんで注射するのか説明したいねんけど、聞いてくれる?

⇒うん。なんでなん?

☆お父さん、『糖尿病』っていう病気やねん。

Tはさ、今まで風邪とかインフルエンザとか病気になったけど、お薬飲んで元気になったやん?

お父さんの『糖尿病』っていう病気は、ずっと治らへんねん。

毎日お薬を忘れずに飲んで、注射頑張って、ご飯の後のアイスクリームも我慢せなあかんねん。

⇒ずっと毎日注射するん?痛くないん?お薬は、『あ~ん』って飲むんやんな?

☆そうやな。毎日注射するよ。

お薬も、毎日忘れずに飲まないといけないよ。

Tは、風邪治すためにお薬頑張ってたやん?

お父さんは、『糖尿病』になってしまったけど、毎日元気でお仕事頑張るためにお薬と注射するねん。

お薬と注射が無くなったら、お父さんの元気無くなってしまうねん。

お父さんの元気なくなったら、悲しい?

⇒うん。かなしい。元気なお父さんがいい。一緒にサッカーするんやもん。

☆そしたら、一緒にお薬と注射の応援しよ!

応援頑張ったら、お父さんずっと元気でいてくれると思うから。

応援って、大事やと思う。

⇒応援するわ!僕もアイスクリームちょっとだけ我慢しよかな。

☆もう一つ大事な事あるよ。

⇒なに?

☆あのね、お父さんを元気にしてくれるお薬なんやけど、時々お薬が体の中で頑張りすぎてお父さんしんどくなってしまう時があるねん。

『低血糖』っていうの。

⇒『ていけっとう???』 (この時点で集中力がやや切れかけてきました。)

☆そう。

お薬って、体にパワーくれる時ばかりじゃないねん。

時々お薬が体の中で頑張りすぎちゃうねん。

そしたら、お父さんしんどくなってしまうねんけど、その時Tどうしたらいいと思う?

⇒お母さんに言うわ!

☆お母さんが一緒にいなかったら、どうする?お父さんと二人でお出かけしてる時はどうする?

⇒救急車呼ぶ?

☆どうやって救急車呼ぶん?

⇒う~ん。T一人じゃできひん。

知らないおじさんにお願いする?

『救急車呼んでください』って。

☆そう。できる?

⇒やってみる! (集中力持ち直し、練習し始めました。意外と真剣にやってます)

☆お父さんと二人でお出かけして、お父さんがしんどくなってしまった時は、Tがお父さん助けてね。

Tがヒーローやね!よろしくね!

⇒うん!わかった!Tできるで!

という事で、説明終了しました。

今回の所要時間は15分でした。

その後も、時々夫の病気について息子から私や夫に質問があり、その時々で説明をしています。

<振り返り>

本来ならば、糖尿病や低血糖症状についてもう少し深く掘り下げるべきかとも思いましたが、初めての説明で本人が集中できる時間が限られている事や、もしかするとお父さんの病気について小さな衝撃を受けるのではないかと考えたため、今回の説明では省略しました。

また、本来低血糖発作発症すぐには救急車を呼ぶ必要はないかもしれませんが、軽度の低血糖であれば息子の助けは必要なく夫自身で対応できる事と、今回説明して息子本人が夫の異常をしっかりと把握する状況というのは、かなり低血糖が進行して周囲の助けが必要である時だと考えたので、周囲に異常を知らせる言葉で息子が理解・記憶しやすいように『救急車呼んでください』という言葉を選択しました。

また、息子の『異常=救急車』という発想に私自身驚き、その発想を否定せずに育ててあげたいと思いました。

また、最後に息子に『君がヒーロー』という、とっておきの言葉を使った事で息子の夫へサポートのモチベーションを上げ、低血糖時のみでなく今後の日常生活の中での薬の管理やインスリン投与、食事療法など家族が一致団結して闘病していける意識づけができる機会となりました。

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糖尿病の夫をサポートする母ナースです。 おいしい食事制限日々勉強中!

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